2014-01-01から1年間の記事一覧

再び杉本文楽を観る

多分最初で最後の大阪公演を柳さんを誘って観賞に出かけた。 関西は私の地元であり会場が5000人収容のフェスティバルホールとあって交際範囲の中から一人でも多くの人に見て欲しいと懸命に勧誘に務めた。 その結果、友人、知人ら多勢が 決して安くないチケッ…

綺麗な「きもの」と「帯」を作りたい!

私がズーッと考えてきたことだ。きものは綺麗でなければならない。綺麗でなければきものじゃない。 勿論「綺麗」の定義は個人的主観であることも 述べねばならないが、敢えて独善的に申せば 綺麗な物を身に纏うと女性は必然的に綺麗になる。 私の美学では綺…

車窓から

無事に展示会を終えて帰路に向かう車窓からオレンジ色に光る 太陽を直視する。普段の生活の中で太陽をまっすぐに見ることはあまり無いがじっくり考えてみれば地球の歴史は太陽が全ての始まりだと気付く。 太陽の熱と光が地球に海を作り植物、動物を生み育て…

千客万来

三日間の東京六本木、展示会を終えてドーッと疲れが吹き出す。 皆さんのお陰で三日間で100人の来客を得、 何年か振りで充実した日々を過ごすことができ感謝している。 会期中は出来るだけ多くのお客様と話し、お互いの意思の疎通を図っているが、今年もいろ…

ペリエ ジュエ+妹島和世+ぎをん齋藤

建築家 妹島和世さんがデザインしたフランス、シャンパン会社 ペリエ ジュエのシャンパングラスをモチーフとした「きもの」を制作した。 最初にオファーを受けた時には内容がよく理解できなかったが、 よく話しを聞いてみるとペリエ社のグラスデザイナーに妹…

前評判上々!

来月開催する東京3月展の前評判が上々である。 展示会前に事前予約の返事をいただくことにしているが、 今回の「古渡り更紗」への期待が大きいとみえて、 しばらくご無沙汰のお客様から出席の返事を頂くことが多い。 更紗を手掛けてみて、 かなりの種類の物…

自然淘汰?

西陣織帯、特に手織りの世界は以前から何度となく その危機的状況をブログに投稿してきたが、ここに至って断末魔の様相を呈している。 我が齋藤織物においても熟練工は70ー80歳台となり、 それに続く世代は20ー30歳とかけ離れてしまった。 この責任は私にあ…

突然の別れ

人の命は儚いものと知りながら事実に直面した時の動揺は計り知れないものがある。学生時代から親しい友人の妻が突然亡くなったと知らせが届いた。急いで九州に向かい友を励まし慰める。 享年61歳、余りにも若すぎる死である。 死に至った経緯を尋ねると全く…

同世代を生きる人の美意識

11月にパリで公演された杉本文楽「曽根崎心中」の報告が 婦人画報に掲載された。 噂によると大盛況の一週間であったらしい。 流石だ!! 日本人の私でさえ昔の言葉で良く分からない台詞があるというのに フランス人が解るとは、、、。 果たして人に感動を与…

出版遅れのお詫び

「布の道標」の出版が遅れている。 河上先生が大学の卒論と入試の時期に重なり原稿が遅れて しまい、さらに英訳をお願いしているモニカ テーベさんも 大変お忙しく、こちらの方も遅れ気味である。 もう少しお時間を頂きたく ご注文いただいた皆様にお詫びも…

2013年を振り返ると…

年末を振り返ると… 床の間には「無事」の掛け軸をかけ、 一年の無事を寿ぐ習慣がある。 私は「今年の10大ニュース」として、個人的な選別で手帳に書くことを20年近く続けている。 全くプライベートな視点で選ぶので他人が見ても意外なものや、意味不明なも…