前評判上々!

来月開催する東京3月展の前評判が上々である。


展示会前に事前予約の返事をいただくことにしているが、
今回の「古渡り更紗」への期待が大きいとみえて、
しばらくご無沙汰のお客様から出席の返事を頂くことが多い。


更紗を手掛けてみて、
かなりの種類の物を作ってみると幾つかのことが分かった。


大きく分けて「上手」と「下手」の二種類に別れるが
最上手」というべきものがあって、この手のものは何度見ても
見飽きることがないことが分かった。


さらに唐草模様になっている、例えば「笹蔓」などでも
私が手を加えると模様の密度がムラになってしまうと判明。



本歌の方は何気無く描かれているのに落ち度がないのだ。


更に言えば、
生地の選択を間違えると悲惨な結果になることも分かった。


艶の無い「寂びた」表情だが
決して「侘びて」いない生地がどうしても必要だ。


素材の大切さは身に沁みて自覚しているが、
この時代のインド染色のテイストを再現するのは
難しい仕事である。


更紗ファンの女性は多いと想像していたが
予想以上に好きな方が多いのに驚かされる。


ぎをん齋藤」は決して「御所解」屋ではなく
古今東西優れた染織品を現代に紹介し、生かすのが
仕事である。





※ご質問・お問い合わせはコチラをクリック
For questions or inquires, please click here.

.
..
...