2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

草木染の真の実力を見せつけられる

先般紹介した京都国立博物館を再度訪ねる。 前回見落としたものがないか再確認するためである。何度見ても 正直なところ染織のコーナーは他と比べて見劣りがする。 400年以上前の絹衣裳は保存状態が余程完全でなければ 見るも無惨な塊となってしまうから展示…

性美説

人間は誰しも美しいものを求める生き物である、性善説に喩えて 性美説とでも言おうか。(笑) この性分が備わっているから 趣向品や美術品など非日用品が売れるのである。 「衣食足りて礼節を知る」という故事があるが 「礼節」を「美」と置き換えてもいいだろ…

美術品の見方

「優れた作品は細部に至るまで不自然さや破綻したところが無い」 とある人から教えられた。 なるほどそう云えば「お宝鑑定団」に出品される物も 画面にアップで写し出されると木の枝先が妙にひ弱だったり、 鳥の足が有り得ない方向に描かれたりと 偽物である…