ペリエジュエ+妹島和世+ぎをん齋藤

建築家妹島和世さんがデザインしたフランス、シャンパン会社
ペリエジュエのシャンパングラスをモチーフとした「きもの」を制作した。

最初にオファーを受けた時には内容がよく理解できなかったが、
よく話しを聞いてみるとペリエ社のグラスデザイナーに妹島和世さんが選ばれ彼女が同じモチーフで「きもの」を作りたい、
そこで「ぎをん齋藤」に白羽の矢が立ったという筋書きだと判明した。

妹島さんと言えばランスに建てられたルーブル美術館別館を
設計し現在世界で最も注目される女性建築家の一人である。

しかし彼女ははっきり言ってきもの素人なのだが、
現在大多数の日本人女性が素人である。

かえってきものの知識を持ち合わせる人は根っからの着物好きか和文化に近い環境にあった人だけである。

彼女の場合、仲介してくれた男性社員も染や織の知識ときものの見方が分からないのには閉口しさすがにイライラしたが最後には彼も諦めたようで私の仕事に口をはさまなくなった。

3月初旬に六本木ヒルズでお披露目が行われるとのこと、
ぎをん齋藤の展示会とも重なるので
悦んで参加させてもらうつもりだ。