出版遅れのお詫び

布の道標」の出版が遅れている。


河上先生が大学の卒論と入試の時期に重なり原稿が遅れて
しまい、さらに英訳をお願いしているモニカ テーベさんも
大変お忙しく、こちらの方も遅れ気味である。


もう少しお時間を頂きたく
ご注文いただいた皆様にお詫びもうしあげる。


出来上がれば世界の有名美術館並びに博物館、
さらに国立の博物館などに寄贈するつもりで準備を進めている。



何度も述べたように日本の染織は世界に誇れる美術品である。


辻が花」に見る繊細さと豪胆さが並存する美や
江戸期における物語性と精緻な染色技法、
どれをとっても世界に類を見ない洗練された衣類である。


ただ衣類はあくまで衣類である故に大切にはされなかった、加えて絹はデリケートな繊維であったため完全な形として残るものは少ないが断片であっても時間軸に沿って一定数蒐集されたものは歴史的価値があると信じている。


問題が一つある、
出版後に入手した裂を本の中にどう加えるかである。


私の蒐集熱はまだ冷めず、
いいものがあれば無理をしても手に入れたいと思っている。
もはや「病気」と言える。





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