祇園街がなんとなく元気が無い

生まれも育ちも祇園なので幼友達が経営する料理屋やお茶屋
など行く処には不自由しない。


祇園と称する地域に厳密な境界線が有る訳では無く、
しいて云えば昔、電電公社(現NTT)の支局が建仁寺の南側にあり
祇園局(6)の電話番号を使用していた。

我が家も当初は6-1207の番号を付与されたが、その局の
範囲を「祇園」と呼んでもいいのではと思っている。
祇園といえば舞妓芸妓でチントンシャンがお決まりだが
最近なんとなく元気が無い。


昔はお茶屋の二階から三味線や手拍子が路まで響いていたが、
今はどちらかと言うと観光客がゾロゾロ、カメラ片手に東映映画村
状態と化している。これじゃ本当の祇園の良さを守れない。


先日も、未成年の舞妓を深夜まで働かせ酒を飲ませるのは
明らかな法律違反だという指摘があったと聞く。
そうです、花街治外法権だと押し通すのは
難しい時代になったのです。


全ての価値観が時代の流れで変化し、さらにアベノミクス効果も
今ひとつの状況では「浮いた浮いた」は似合わないということか。
街並みは条例によって守られ昔のままだが、
そこに集う人達の懐具合はすっかり変わってしまった。




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