堪え性の無い現代人
最近京都の料理店に行っても
畳の上に座いすを置いて食事することが多い。
正座がキツイというお客が多いからだという。
しかし床の間に飾られた調度品や掛軸を
上から見下ろすということになるので違和感がある。
茶道も習う人が増えない理由も
長時間の正座に問題があると聞いた。
医学的に膝の関節には良くないらしいので正座を敬遠する
正統な理由が成立する。
茶道、香道など「道」と付く伝統文化には「我慢」することが
修行の一歩であり基本中の基本になっていたが、
それを真っ向から否定する医学とは会い入れない。
日本の老齢社会の到来も正座の問題と大いに関係がある。
日本文化の変質はきもの文化の危機に繋がる。
着付けてもらった綺麗なきもの姿も長時間だと苦しくなるらしい。
着慣れるのが最も早い解決策だがやっぱり我慢できない。
現代人は「堪え性」のない人間になってしまったのだ。
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