江戸の商法
結構乱読癖のある私は、
常時2-3冊の本を同時並行して読んでいるが、最近江戸の商法
について事例を挙げて詳しく書かれたものを見つけた。
それによると江戸時代の商家は
家業の継承と同業者の組合を大切にする精神が
徹底されていたという。
同業組合は「株仲間」と呼ばれ新規参入や継承の際は
仲間「全員」の賛同が必要であったらしい。
そのため家督を譲るのは実子が居たとしても適切でないと判断
された場合は実力のある番頭を主人に据えることも稀ではなく
現在のM&Aのように営業権を売却することも日常的に行われていたという。
想像以上の実力主義が横行していたということか。
ふと考えてみると京都の商家は当時と似たような事を最近まで
やってきた気がする。
無借金経営の会社が多いのも京都の特徴だが
「暖簾」を大切に質素倹約を旨として生きている人が多い。
その点私などは京都人失格である。
家内には金使いが粗いと指摘され、
美食の為にはお金を惜しまない生活をしてきたが会社を潰さずに
来れたのは「前世の行い」が余程良かったのであろう。
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