金の時代

お金という意味ではありません。


金色、銀色の話です。



色調の移り変わりと同様に金の時代銀の時代がある!
と以前から思っている。


つい最近まで金色に光り輝くものを見ると違和感を感じる、
というよりもむしろ拒絶反応を示して来た。


そんな経験はありませんか?


ローレックスの金張りの時計をみると「何か違う」と感じていた。


渋い銀グレーに親しみを覚え、そんな色に囲まれていると
何と無く心が落ち着いた気持ちになれたものだ。



しかしここ最近、金色に強く惹かれる自分を自覚する。


金更紗を手掛けるようになった事も多少は影響している
と思われるが金にパワーが戻って来たと思うようになった。



平安時代の昔から阿弥陀金色輝き
中尊寺金色堂金閣寺も全てで覆われていた。


エジプトのツタンカーメン黄金マスクである。


してみると理想郷を求めて来たのは
人間の変わらぬ世界共通の美意識であり
逆に違和感を感じる時代こそが屈折した時代
ということかもしれない。




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