ウエディング スタイルの変化と「きもの」の衰退

きもの」の主流は礼服であった。


江戸時代以来、
婚礼衣装染織業界を牽引してきたのは事実である。

『日本風俗図誌』より


豪華な打掛は花形であり20年ほど前にも
娘の為に打掛を特注する家があった事を記憶している。

婚礼当日の衣裳や箪笥一杯に収められたきものなどが
呉服業界を支えてきた大きな原動力であった。


しかし最近は、

レストランウエディング、パーティーウエディングなど
簡略化された結婚式が当たり前になると婚礼衣装が激減し、
しいては業界の存続が危ぶまれる事態となる。


明治の開国時は、
こっぞて「きもの」から洋服へと衣替えをした。
西洋に追いつくためと言えば理屈がつきそうだが、
始まったロンドンオリンピックの開会式、
各国が民族衣装で行進するのであれば何故、
揃いの「浴衣姿」にでもしないのか?

(写真でイスラーム様の画像を引用)

いつまでたっても
日本人は自国の文化を大切にする心がなく
西洋に阿る習性から抜け切れない。





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