「新しい酒を古い皮袋に入れる」
※彩流し(いろながし)
マタイ伝に登場するこの言葉は以前から好きな諺である。
「温故知新」と同義語として解釈しているが、
私の勝手な解釈かもしれない。
孔子の論語
「述べて作らず、信じて古を好む」とあるが、
共通しているのは昔の物から学べという教えてだと思っている。
私は自分が創る物を総称して「モダンクラシック」
と呼ぶようにしている。
古いだけでは新鮮さがなく新しいだけでは軽い。
古き良き所を如何に自分の中で昇華できるか、
それが審美眼であり
デザイン力であると思っている。
建築の世界でも「和洋折衷」や「ポストモダン」など
古いものを手本としながら
新しさ、自分らしさを表現する手法は叫ばれて久しい。
要するに古いものを良く観ることは基本を学ぶことであり、
新しいものを創るのは応用だと考えている。
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