被災地、石卷を訪ねて


被災地、石卷を訪ねて知人のA氏を見舞いに行きたいという思いは震災直後から強くあった。


ただ事が余りに深刻であれば掛ける言葉を失ってしまいそうで
赴く勇気が無かったのが正直なところだ。


別の友人からA氏の情報を集めながら行くタイミングを計っていたが半年を経た今月、思いきって訪ねることができたのだ。


仙台から仙石線で行くのが普通だが、
まだ完全に復旧していないとのことで車で行くことにしたが、
これがまた大渋滞、物質輸送に自衛隊の車両など行き交う車で
一車線は余りにも窮屈である。


現地の悲惨さは想像以上、半年経った現在でも
復旧どころではない。
後片付けの最中というのが正しい。

被災した建物が石巻市だけで約20000件、取り壊しの順番を待っているという。

地盤沈下した河口は川面より低く至る所で道が冠水するため通行禁止になったままである。

建物の復旧より被災民の心の傷の方が大きいと見た。
男にとっては生きる事とは仕事する事である。
被災地に産業を早く再興することが何よりのケアーになるのではないか。


幸いにもA氏はすこぶる健在で仕事に復帰されていたのが
何よりも幸いであった。



※ご質問・お問い合わせはコチラをクリック
For questions or inquires, please click here.