「フェルメール」と「モホイ=ナジ」
京都、岡崎、平安神宮の辺りは
文教地区、市立美術館と国立近代美術館が向い建つ。
祗園からも徒歩20分の距離で、
時間をみつけて散歩がてら訪ねてみた。
「フェルメール」は
17世紀オランダで活躍した画家、あのレンブラントと
時を同じくする。
この時代のオランダ絵画は光と影のコントラストを強調した
ドラマチックな表現が特徴的だ。
レンブラントの
「夜警」は大作だが細部の描き込みに手抜きはない。
「フェルメール」も同時代の画家たちと比較すると精緻な細部の仕上げである。
「召使いと手紙を書く女」という作品は光の魔術師とも言える
彼の秀作と見た。
構図、陰影、細部が見事であった。
道を隔てた近代美術館の「モホイ=ナジ」展
日本でいえば明治初頭から昭和20年まで生きたハンガリー人の
写真家であるらしいが全く古さを感じない。
ドイツのバウハウス運動に影響を与えた人らしく「パウロ=クレー」の「コンポジション」に似た作品も見かけられたが、私は写真が気にいった。
モノクロ写真には主張がある。
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