3月東京展に向けて

3月11日より開催する

京を楽しむきもの展」も今年で21年目を迎える。

長谷川等伯の松林図をモチーフに構成


永らく続けれて来られたのも
関東の「ぎをん齋藤ファンの皆様と
会場をお借りする武原様のお陰だと
感謝の気持ちで一杯である


この会を始める前は漆器の老舗「象彦」さんとタイアップして麹町で開催したのが「ぎをん齋藤」の東京デビューであった。


私もまだ30歳そこそこの若輩で知識も不確かの中、接客したことを思い出す。


晩年の武原はん先生のきものを作らせていただけるようになったのが、ちょうどその頃で、なぜか先生の感性私の感性が共鳴したことから、いろいろご贔屓を賜った。


私の作った拙い作品を先生がお召しになると見違えるようによく見えたのが不思議であり80歳を過ぎた女性の「うなじ」に色気を感じたのも最初であった。


はん」さんとの出会い京進出の原点だと思い
」と自筆で書かれた短冊を今でも時折飾ってながめている。


人との出会いが人生を方向付けるのだとこの歳になって
確信できる


今年の会に向けてのモノ創りは正月明けから始めたが、
例年よりも意欲的な作品ができたと自負している。


新しい職人との出会いが新たな発想を生み出し、徐々に
自分の世界が創り出されるのが実感できる。


後は、お客様がどう判断されるか楽しみであると同時に不安である



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