百回通うより、一回の作者からの解説

四国丸亀の猪熊弦一郎現代美術館へ赴き11月20日から一年間のロングランで開催される「杉本博司」の解説ご本人から受け、続きに直島の地中美術館でも強烈な刺激を受け帰京した。


モダンアートとは
誰も見たことがないものを創り出す作業だけに能力がすべて露呈してしまう恐ろしさを痛感する。


私の世界には「写し」と呼ばれる模作が許される逃げ場が用意されている。


杉本氏は20分も考えれば新しいアイデアが浮かぶという!

超人的だ!


写真だけに留まらず彫刻、建築と分野を広げて
次々に作品を生み出す彼はやはり天才だ。



直島のベネッセハウスもすばらしい。

モダンアートが高品質で具現されている。


なかでも「ウォルター デ マリア」の作品は安藤忠雄の建物を
丸ごと自分の作品に取り込んでしまうパワーを見せつけるが、
しかし静謐である。


感動した!立ち去りがたい空間だ!



その一方まったく眞逆な衝撃を受けたのは丸亀の商店街の疲弊ぶりである。


3軒に2軒はシャッターが閉じられたままの空き家である。


美術館で繰り広げられている光り輝く空間と商店街の暗い現状との落差はなんなのか?

光と影の陰影レンブラントの絵画を想起させた。


これが日本国の現状だ。


依頼の「電磁場無事、ご本人に手渡すことができ
私の一年半の宿題完了したのである。





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