イタリアへ

当社の役員でもあり私の次男である息子がイタリアへ出張
する為10日間ほど留守にすることになった。


彼は若い頃フィレンツェ修復を学ぶ為に留学し、最終的
にはウフィツィ美術館で働いたキャリアがあり、言葉には
不自由はしないらしい。


出張の目的はイタリア製の金具を買い入れるのが主である
が、同時に齋藤織物で製作した布でイタリア人にバッグ
デザインさせる為でもある。

ハンドバックなどに必要な金具類はさすがにフィレンツェ
ジェノバは本場である。あの「GUCCI」もフィレンツェが本店
で独創的なバッグを作り出している。


彼らの得意とするマテリアルはだが最高級な西陣
見るのはおそらく初めてではなかろうか。私の製作した
布をどう評価し、どう形にするか楽しみである。


今や世界の審美眼は平準化されていると思う。味覚、音楽、
美術など先進文明地域における評価に差はない。


美意識の高さでは歴史の長い彼らに一日の長があるが、
繊細さでは我々日本人が一枚上手だと信じている。



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