ぎをん齋藤の歴史
日野屋から暖簾別けを許され独立した経緯や年号は正確には分からなかった。
その理由は幕末に店が存在していた元誓願寺近辺は、
蛤御門の変によって消失し一切の帳簿が手元に残らなかった
からである。
先日、亡父の27回忌を行った際、ご住職と過去帳の照らし合わせた結果、初代 齋藤源六は文政3年(1819)生まれ、独立したのが天保14年(1843)らしいということになった。
蛤御門の変が1843年であるから創業して間も無く焼け出されたらしい。
その後新門前通に転居し現在に至るわけだが数えてみれば
今年で170年である。
京都には100年を超える老舗が1300社以上あるらしく、
創業170年ではその仲間入りは出来ないかもしれないが、
同じ商売を続けて来られたのは先祖たちが暖簾大事と
努力してきたお陰である。
奇しくも170年の節目に当たる今年は何か記念になる事業を行いたい。
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