妹島和世氏 来店す。
世界的女流建築家の妹島和世氏が
杉本博司氏と共に来店された。
女史は日本人の持つ繊細な美意識を建築という手段で
世界に敷衍されている。
ベネチアビエンナーレ金獅子賞、
建築界のノーベル賞ブリッカー賞を受賞し、
ルーブル美術館別館を手掛けるなど世界で活躍する日本人の
代表格として兼ねてから憧れと賞賛の念を抱いてきたアーチストである。
その妹島氏が恩師の受賞パーティーにきもので出席したいとのことであった。
やはり妹島氏は「日本の女性」であった。
国際的な社交界で日本人の存在感を示すには、
やはりきものと思ってくれたのは同じ日本人としても
業界人としても大変嬉しい。
きものの存在がややもすれば弱い時代、
「きもの離れ」などと声高に叫ばれる時代にあって
女史の選択は我が意を得た思いがする。
同伴された西澤立衞氏らと染織談義に花を咲かせたが余りに「濃いメンバー」にすっかり疲れ果てた。
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