42年振りに読み返した日記
古い引き出しを整理して見つけ出した学生時代の日記、
下手な字(今でも悪筆には変わりない)で原稿用紙に思いつくまま
書き乱した文章。
政治の事、経済の事、学生生活の事など
読み返すと赤面する内容ばかり。
同封されていたのが切り抜かれた朝日新聞の写真、
「慶大日吉で授業再開」の大きな文字。
学園紛争が吹き荒れる時代、
半年近く学校が学生によって封鎖され、やむなく休校の憂き目にあった。
日本に居てもつまらないと感じた私はヨーロッパ無銭旅行に出かけたのである。
さすがに心配した両親が
ロンドンー東京の航空券を持たせてくれのが命綱の放浪旅、
隈なくヨーロッパを巡り
北アフリカまで渡ったところで疲労でダウン、治療のために
ロンドンのペンションで一週間の静養をした後、南回りの
飛行機で日本にたどり着いたのは半年後であった。
青春時代の過ごし方は皆様々だが、この歳になって振り返れば素晴らしい時間を持てたことを感謝している。
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