今年の桜も終わった
日本人の桜好きは、つとに有名だ。
私ももちろん、その一人。
四月の着物や帯を染めるとなると
桜以外には考え難い。
西行の「願わくば花の下で春死なむ、その如月の望月のころ」
この有名な歌に西行の桜への思いがしのばれるが、
個人的には死ぬなら
雪の下が私好みだ。
桜の下は元気でいたい!
そこで疑問に思うのは「花」といえば、今でこそ
「桜」を連想するが平安時代に花といえば、
「梅」をさすことが多い。
まして今のようにソメイヨシノが広く桜の代名詞になったのは
明治以降。それ以前は白い花弁の山桜だけであったはず。
私の古裂コレクションにも元禄時代の雪月花小袖裂があるが、
「雪」「月」「梅」の取り合わせになっている。
やはり両者は混同したまま使われてきたのであろうか?
どなたかお知恵を拝借したい。
今年も、あっという間の桜を心ゆくまで堪能できた健康に
感謝する毎日。
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