「安藤忠雄」講演
建築家と私の仕事とは似通っていると思っているので
安藤氏を始めとして「磯崎 新」や「隈 研吾」などの著書は好んで読んでいる。
今回、初めて講演を拝聴する機会を得た。
開けっぴろげの大阪弁と似つかわしくない?繊細な感受性が
可笑しくて話に引き込まれてしまった。
中でも「美しい自然に住む美しい日本人」や
「職人としての技術力の高さ、たとえば土木、建築分野では
世界一」など勇気づけられる一方では野心や野生に欠ける
という励ましの言葉。
安藤氏は
繊細さと野性味を具有する特異能力の持ち主と見た。
一般的には二者は相反するのだが。
さらに「小さな空間に大きな宇宙を表現する」という茶室を評した言葉が印象的。
私が現在取り組んでいるのも
一枚のきもの生地に四季の美を同時に閉じこめる工夫をしている事を思い出す。
あっという間の一時間であったが、
氏の優れた直感力と人間的なスケールの大きさを印象付けられたひと時であった。
※ご質問・お問い合わせはコチラをクリック
For questions or inquires, please click here.